なぜ公園のルールを変えたのか?その先にある「親子の孤立」
早いもので、子どもたちも夏休みに入り、8月を迎えました。 私が暮らす東京都練馬区では、この夏から、 子どもたちの公園での過ごし方に二つの変化が生まれています。
一つは、水遊びができる公園の稼働時期の約1か月前倒し。 もう一つは、区立公園での花火利用の試行的な解禁です。
実はこれらは、私自身も約2年間、練馬区議会を通じて 粘り強く行政に見直しを求めてきた政策です。
●「ルール」ではなく、子どもの実態を見る
水遊びができる公園は、以前は7月下旬からのスタートでした。 しかし、地域の保護者からは、
「小学生の夏休みと同時に始まると、 狭い水遊び場に大きな子も集まり、小さな子を遊ばせにくい」
「利用できる時期には猛暑となり、 狭い水遊び場に大きな子も集まり、熱中症が心配で外に出られない」
といった声が寄せられていました。
気候も子育て環境も変化しています。 だからこそ、「昔からこうだった」ではなく、今の子どもたちの生活に 行政サービスを合わせていく必要があります。

●約690か所の公園が「全部同じ」でいいのか
花火についても同じです。
練馬区には約690か所の公園があります。 住宅地にある小さな公園もあれば、比較的広い公園もある。 それぞれ立地も規模も違うのに、利用ルールを一律にすることが、 本当に利用者にとって最善なのでしょうか。
そこで私は、できる場所からモデルケースをつくり、 それぞれの公園の特色に合わせた利用方法を検討するよう求めてきました。
その一歩として、この夏から一部の公園で花火利用の試行が始まりました。

●公園の見直しも「子育て支援」
こうした取り組みは、一見すると単なる「公園のルール変更」に見えるかもしれません。 しかし、福祉の視点から見ると、私はそれだけではないと考えています。
夏休みは親子が一緒に過ごす時間が長くなります。 食事の準備、家事、仕事との両立など、保護者の負担も大きくなる時期です。 さらに猛暑によって外出する機会まで失われれば、 親子が自宅だけで長時間過ごすことも増えていきます。
家庭が孤立し、保護者が精神的に追い詰められることは、 子どもにとっても決して良い環境ではありません。
だからこそ、安心して外へ出られる場所、親子で気分転換できる場所、 そして地域の親子同士が自然につながれる場所を増やしていくことも、大切な子育て支援の一つです。
公園は、単なる「遊具が置いてある場所」ではありません。 子どもが遊び、保護者が息抜きをし、人と人がつながる地域の居場所でもあります。
時代や気候、そして子育て家庭の実態に合わせて、身近な公共施設のあり方を変えていく。 そんな小さな改善の積み重ねからも、親子を孤立させない地域をつくっていきたいと思います。
さいごに
毎度お伝えしておりますが、どんな些細な事でも構いません。 お一人で抱え込まず、いつでもメールをいただければと思います。 下記ボタンを押してお問い合わせフォームからもご連絡できます。
当団体は東京都の練馬区ですが、遠い地域の方でももちろん構いません。 お気軽にご相談ください。
