はじめに
今月もご支援、誠に有難うございました。
今月は、三重県のみかん農家さんからハウスみかんのご寄付を頂き、
こども食堂とフードバンクの子育て支援さんへ美味しいハウスみかんを
当団体を通してご支援させて頂きました。写真は板橋区蓮根のこども食堂の中島さんです。
児童養護施設の先生から伺ったこと
先日、支援先の児童養護施設の先生とお話しをしていた時の事です。
現在50人以上のこども達がそこで生活しています。
乳児院、児童養護施設も定員がどこもいっぱいで、その場合児相は中には入りますが、
入れないこどもは自宅で過ごさなければならないそうです。
緊急を要す場合であってもです。
保育園の待機児童ばかり国やメディアは取り上げますが、
この件に関してはこのように、実際にお話しを伺わないとわからないのが実態です。
(もちろん、待機児童を批判している訳ではないです)
また、現在50人以上のこども達の約半数が発達障害、
軽度知的障害で治療を受けているそうです。
前々から、施設には発達障害のこどもが多いとは伺っていましたが、
ここ最近どんどん増えているとのことでした。
確率的にとても高いのです。
先天的なものもありますが、環境的要因でなるこどももいます。
また、全国の施設がそうなのですが、職員さんの離職率が高く、
理由としてはこのように表に出ないけれども職員さん達も
このような現状にメンタルの病気を患ってしまい、休職、退職となるそうです。
もちろん、ものすごく大変で、ご立派なお仕事です。
その分、自分の感情なども入ってしまうのは当然で、メンタルクリニックに
通っていらっしゃったり、中には退職という形になってしまうそうです。
職員さん、先生方は、こども達にとっては親代わりで、
その先生がいなくなってしまったらこども達もメンタルを患います。
決して退職される職員さんや先生方が悪い訳ではありませんが、これが現実です。
このようなお話しを伺うたびに、思わず本当にそんな事があるんですか?
と聞いてしまうようなお話しが沢山あります。
4、5人こどもがいる家庭で一番やんちゃな子だけを施設にお願いする両親や、
双子で1人だけ施設にお願いする方も…
シングルマザーさんやシングルファザーさんで入退院が多いからという理由、
一緒にいたいけど、どうしてもという理由の親御さんもいらっしゃいます。
ただ、9割が児相から虐待や親御さん自ら理不尽な理由で施設へお願いするのが現状です。
こちらの活動報告で何度かお伝えしておりますが、
まずはこのような実態がある事をたくさんの方に知っていただきたいです。
そして、施設がいっぱいで入れずお手元で今現在お子さんと生活をしてらっしゃる親御さん、
他にもどんなお話しでもお悩みでも構いません、当団体へメールでも電話でも構いません。
こちらの問い合わせフォームからいつでもご連絡下さい。
現在妊娠中のお悩みのある方、シングルの方、そして…もしもこれを見ているこども達がいたら、
本当にどんな事でもいいです。問題や悩みが大きくなる前に、ご連絡下さい。
当団体はまだまだ小さい団体ですが、色々な施設さんや長年小児科で
お仕事をされているお医者さんなど、たくさんのご縁を有難いことにいただき、
何かお力になれる事があるかもしれません。
今後とも、ご支援頂いている方々に恥じないよう出来る限り活動を続けて参ります。
さいごに
あっという間にクリスマスがやってきますね。
こども達が一人でも笑顔になれるよう、年末に向けても色々と準備をするつもりです。
今後とも宜しくお願い致します。